2016年11月30日

★紀州釣り最終回 紀州釣り今昔物語

11月も終わりの昨日たぶん今シーズン最後の紀州釣りに青岸に
北よりの強風予想で堤防付け根から南向きに釣り座を構える。
午後からの竿出しで4時間ほどの勝負。
いつものように砂,さなぎ、麦、アミエビに集魚剤釣れまっせを配合。
サシエはレンガ半分(これは短時間釣行に助かるマルニシにしかない)
到着するが結構車がいっぱいで不安になるが、いつものようにほとんどがおじやんのギャラリー。ここはほんま暇な年金おじやんが多い。すぐに自分もそうなるのでやさしく接してます。はわせ1ヒロで打ち返すがなかなかあたりが出ず。ゴンズイが3匹。水温が低下とこの前の雨で底潮が冷たい感じ。ボラも続く。友達からボラのリクエストがあったのであげたかったが残念針外れ。結局30cmが1枚だけで納竿。
お隣の方もこの秋から紀州釣り始めたらしくいろいろ話した。
「玉浮きでやられるんですか」とちょっと珍しそうに話し来られた。
「そうなんです今みんな寝浮きでやられてますが、僕は玉が好きなんで」  今の紀州釣りはほんま寝浮きで遠投が主流に。
元来の紀州釣りは武士のたしなみが始まりとされます。
リールなどなかったころ長い糸を竿先にくくり、結びこぶを何か所かに作りそれを先がかぎ針のようになった1間ほどのかけ竿で次々と手繰り寄せて釣りあげる技法でした。私も以前の記事で書きましたが、一度だけ見たことがあり、それは見事な技でした。
紀州釣りを始めた中学生のころもう半世紀前でも現在とは全然ちがうものでした。アミエビもオキアミもなくサシエは生きエビ。
団子はヌカに石粉と麦でした。なぜ砂でなかったのかは不明です。
竿はグラスの4.5mでリールは小型の太鼓リール。
なぜ太鼓だったのかはおそらく遠投が不要なのと、いまのように高性能の小型スピニングがなかったのではないかと思います。
スピニングリールは投げ専用で大きくて重たく使いづらかったんでしょう。投げる分だけ太鼓からジージーと糸を出し左手で団子を投げてました。仕掛けは今と同じでした。底から30cmほど切って桐玉浮きが入るのを待ちました。今ほどチヌは釣れず坊主ばかりで、初めて釣ったのはオキアミが使われ出してからでした。
現在は軽いカーボン竿とリールは当たり前で集魚効果のあるアミエビや粉もあるので昔よりずっと釣りやすくなったものです。

今シーズンのチヌ釣りももう終了でグレにシフト変更
でも費用も高くつくのであんまりいけやんなあー
とため息つくオイヤンでした。
★紀州釣り最終回 紀州釣り今昔物語


Posted by ★★★BODYKISS★★★ at 11:29│Comments(2)
この記事へのコメント
釣りの達人ですなぁ。私には専門的なことは分かりませんがまた、ボラをきたいしてます。
Posted by けい at 2016年12月03日 20:56
はい、これからのボラは特に脂がのりくさみなく旨いので頑張ります
Posted by ★★★BODYKISS★★★★★★BODYKISS★★★ at 2016年12月04日 13:03
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