2014年10月31日

☆磯釣り 背筋が凍りついた事件

長いこと釣りしてると色んなことに
出くわします。たくさん釣ったり大きな奴を釣ったことは
案外あんまり覚えてないものです。

これも25年程前の話です。みなべ磯に通い始めた頃。
K渡船が代替わりをし、新船頭になったばかりの頃
その頃は朝一番から人も大勢詰めかけていました。
まだ、はっきり磯割もしていなかった感じで暗いうちから
もう一件の渡船屋と競争で磯渡しをしていました。
その日も満員の客を乗せ出港、全速で沖磯を目指していました。
中之島まで大体10分ぐらいで到着するのですが、
20分経っても着きません。そのうち船内はざわつきだし
「おい どうなってるんや なんでや」と騒ぎだしました。
そのうちポーターと船頭の親父がサーチライトで海面を
照らし出しました。「うーーん これは まさか;;;」
そうです、想像の通り、暗くて磯を見失ってしまったのです。
それに気づいた客たちは大騒ぎ「おまえ 殺す気か どアホ」
「この下手くそ 二度とこんな船に乗るか!」
と怒号が飛び交いだしました。私もその時は「そんなボロクソ言わんでも、見失うこともあるわな」
とちょっと思いましたが、;;;;;

いやいやよく考えてみたら客の言うとおりやないか。
その中之島の脇を全速で通り過ぎたんです。
中之島といっても島というより大きな岩礁です。
水面から30cmほどの高さで広さはテニスコート半分ほど。
だから暗いと見えにくいし危なく通り過ぎてしまう可能性もあるのです。
しかし全速でそんなとこに激突したら死人が何人でても不思議じゃなかったんです。face07ik_84多分全速ならほとんど死んでたと思います。結局ぐるぐる探し回って何事もなかったかのように皆さん渡礁したんですが;;;

これはあとから考えると背筋が凍りつきました。
単なるラッキーで命拾いしました。
その後その船の常連さんたちは消えました。
今はそんなこともなくベテランとなって安心安全運行
していますので、ご安心を。

  

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2014年10月29日

☆磯釣り 今まで一番恐ろしかったこと

釣り歴35年の印象深いシリーズ第5弾!
この長い釣り歴ですが、大きな事故も怪我も
なくラッキーでしたが。
一度だけ磯から流される危険な目にあったことが
あります。
20年程前メンバー2人とみなべ磯の行った時の話。
ここは皆さんご存知の通り低い磯のオンパレード。
しかも1級磯は全て小さくて低い。
この日は人が多くて乗る磯が取り合いになり、
船頭が「高橋さん、ここへ乗っといて 乗るとこ
なくなるからなー 潮はもう引くよ ちょっと辛抱しといて

と言われ、フタゴ磯に渡礁。
広さは畳6条ほどで膝あたりまで水が来ていたが、
潮時表にも、この時間から引きになっていたので
竿道具は出さずにただ待つことにした。
しかし潮は引くどころか、まだ満ちてくる
太ももに当たり出す。今なら携帯で船頭に迎え頼んだらいいのだが
、ただ待つのみ。
そのうち又まできだす。
流石に怖くなり3人で輪になり肩を組んで
波が来るたびに足腰に力を込めて踏ん張るようになる。
当然竿、道具は流され目津崎方面に流れていく
どこに流れ着くだけは貧乏人だけにしっかり確認。
沖行く船に合図を送ろうにもこんなときに限って通らない。
そのうち1人が波に押し出され海に落ちそうになり
2人でなんとか引っ張り上げセーフ
最初は冗談も言い合っていたが何も話さず皆シーンに。
もう腰まで波が来てダメかと思い出す。ここはウマと呼ばれる腰の高さまである鉄の机を
渡船屋が貸してくれる。それにしがみつきなんとか
前後左右からの波をやり過ごし2時間程すぎる。
もう我慢できず3人ともウマの上に乗り込み
それ以上の波がきたら諦める覚悟を決める。
ベストを着ているので地方に流されたらなんとか
なりそうだが、沖に行けば多分一巻の終わり。
もうダメかと思われたその時、遠くから船が来た!
(((o(*゚▽゚*)o)))喜びなんとか船に乗り込み
事なきを得たのである。

そのときの船頭の一言が今でも忘れない
「潮引かんかったなあー なんでやろ」
しばき倒したい衝動に駆られたのは言うまでもない。

そのあと餌代パー渡船代(何故か取られた)パーで
地磯まで歩いてなんとか無事だった道具一式
拾い集めトットと帰りましたとさ。
ホンマ皆さん自然は怖いもので人間が作った
潮時表とおりに行かない時あること
キモに命じましょう
  

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2014年10月27日

☆釣り場でのケンカは止めてーー

釣りでの強烈な印象第4弾face08face07
これも強烈に記憶に残ってますicon11
またまた古い話で恐縮です。約25年前のこと。
その頃ホームグランドはみなべでK渡船に通ってました。
狙い目も沖磯の一の島か中之島に渡ってデカグレでした。
会社の後輩2人と中の島に渡ったときのことです。
K渡船で他3人のお客さんと中の島に渡礁。
H渡船から先客が5人程いて全員が船着に並んで釣ることに。
降りるときに後輩が先客の一人に「兄ちゃんサッサと降りんかいや」
と言われ、ちょっとムッとなりましたが、気を取り直して釣り開始。
観察、会話を聞いてるとH渡船の5人は大阪市内の某有名釣クラブの人たちでお揃いのユニフォームで会長の年配の人は誰で知ってる有名人でした。K渡船の3人は朝暗くて私服もわからず、どんな人たちか想像できなかったんですが、あまり上手くなくて楽しみにきてる感じでした。そのうち釣れないので3人は一旦竿そのままにして港に「コーヒーでも飲んでくるわ」と言って船に乗り込んで帰りました。
1時間ほどで帰ってきたときトラブル発生ik_84

「お前ら何しに来たんや、釣れる魚も釣れんで」と会長の一言で、
3人組は豹変し、一人が胸ぐら掴み「年寄りから、大目にみとったけど舐めた口聞きやがって、海へほりこんで殺したろか」
もう一人は後ろから手をだして会長の頭をボコボコ殴る。
もうひとりは止めるのかと思いきや、ベスト掴んでひっくり返しやりたい放題。端まで引っ張られ会長もう海に落とされそうに。
他の4人の会員は何してるんやと振り返ると、
ナント全員シカトして釣り続行中
「なんじゃこいつら会長が海に突き落とされようとしてるのに、ナント薄情な奴ら」「こいつらがこんなやのにわしら知るか」と思って成り行きみてると。もうひとりH渡船で来てた人がようやく止めに入り無事収まった。しかしこれからが地獄の始まり小さな島であと4時間ほどこのメンバーで何事もなかったかのように釣りをするはめに。
殴った奴、引きずり回した奴、ナイフまで出した奴、やられた有名人、それを傍観してた会員、それを見物してた我々が仲良く小さな磯で同じ時間を過ごしました。
港に帰り待合室で着替える時3人組は「あんな爺いやったたらよかったんや」の話し声にぞっとして私服見ると「あー怖」車見ると「おー怖」
の3人組でした。カッパ着てたら素人かヤクザかわからんもんな。
ボッコボコにされた会長と放置した会員のその後がどうなったのか
は知りませんが、絶対関係は悪化したと思います。

皆さん他人に対する言葉使いは釣り場でも気をつけましょう。
ケンカで殺人が起きた事例もありますよik_84
  

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2014年10月23日

☆阿尾 クラカケ磯での紀州釣り名人 あとにも先にもこの人だけ

強烈に印象に残る釣り第三弾は;;;;
これも30年程前の話になりますが、
当時阿尾の照ちゃんイカダにメチャ通ってました。
市内で紀州釣りしていたのですが、より大きいチヌを
釣りたくて南へ足を伸ばしていました。
その頃はネットもなくスポーツ新聞釣り欄か雑誌が情報源。
釣りサンデーの記事で照ちゃんイカダは長竿で釣りが可能と。
イカダ釣りといえば短竿の脈釣りが主流でかなりマニアック。
長竿なんてとんでもなく邪道とされて時代。
そこで友人たちと通いつめ、ある晩秋に一人で訪れたとき
おばちゃんが「たかはっさん、北西吹き始めたんでイカダもうしもてん」
言われ、ガックシ。「磯行ったらええやん チヌ、グレ釣れるで」
と勧められ、子供の時以来磯に急遽行くことに。
その時分はブーツもベスト着用もうるさくなくそのまま磯に。

右も左もわからず、オイヤンに「その磯ににいやん降りるからいっしょに
降りなあ」言われ、ちょっと年下のにいやんと小浦崎の内側の小さいクラカケという磯に降りることに。
どこがポイントかもわからずニイヤンの釣りをちょっと見学することに。
まずその道具立てにビックリ、普通ののべ竿に糸を20mほど結び、
浮きはゴム管で固定玉浮き、どないして取り込むんやろ、仕掛けはほり込むんやろと思ってると。
2、4m程の先にカギ針ついた竿を4本ほど並べだした。
「うーーん???」
足元にゴムマットを敷いて糸を丸めダンゴを投入、手で糸を持って仕掛けを回収しマットに糸を置く。
そのうちデカチヌをかけると元竿で手繰り寄せ、糸にはあらかじめ4箇所の結びコブがあり、そのコブに手元のカギ針つきの竿を引っ掛けて手繰り寄せの繰り返しでチヌを簡単に寄せてタモ入れ。
私は初めての釣法にあんぐり感動。
その時もちろんボウズでにいやんは10匹程で終了。
話を聞くと雑賀崎の双子島クラブの人でこれがほんまの紀州釣りだと
教えてくれた。リールなどなかった時代から伝わる伝統釣法を
初めて見る機会となりました。
今まで30年ほど紀州釣りやってるけど、この人ほど見事な釣りは
それ以来見たこと出会ったことないです。
その頃栗本商会が事務局で会員制で双子島クラブがあった記憶ありますが、現在は定かでありません。
もう一度ホンマに見たいものです。

  

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2014年10月22日

☆フナムシで石鯛入れ食い

以前 強烈に記憶に残る釣りで吸い込み釣りを書きましたが、
第二弾としてフナムシで石鯛入れ食いシーンを紹介します。

これも25年程前の話ですが、その頃夏場の釣りでマニアックなもの
としてフナムシを餌にフカセがありました。
これはみなべ田辺限定だったと思います。
夏場餌取りだらけの磯でフカセ釣りするにはフナムシまきえの
フナムシサシエの釣り方が流行しました。
もちろん現在も行われていますが、あんまり見なくなったような気がします。多分フナムシ代金高騰が原因かと思います。
それとオキアミ以外のフカセは邪道とする風潮もあります。
その頃はネリエが流行ったり、湖産エビでやったりと今よりバリエーションは豊富だったと思います。

話は戻ります、その頃でも1k¥5000の高価なものでした。
サシエだけなら虫取り網を改造して夜にテトラや岸壁に取りに行ったものでした。しかし半日撒餌もとなるとそういうわけにいかず;;
渡船屋に電話しとくと朝船着場に名前書いたメモつきのフナムシかごが用意されてました。それを持って沖磯に通ったものでした。

ある日田辺の湾内で友人とフナムシフカセしてるときのこと。
地元のオイヤン2人が田辺箱にどっかり座り竿は古いグラスの太い奴で
リールも古いでっかい投げ釣りに使うやつ。
仕掛けはナス鉛8号ハリス8号を30cmぐらいを竿下に放り込むだけ。
サシエはそのへんのフナムシを捕まえます

そんな仕掛けで1時間ほどで2人は30~45cmの石鯛を8枚ほど立て続けに釣り上げました。
隣でせっせと撒餌してる僕たちは呆然自失であっけにとられるだけ。
「なんじゃこりゃ」 「オイヤンら餌代かからんとよーけ釣るなー」
と思わず声掛けました。すると返事は「わえらは魚あるとこに餌放り込むさけ釣れらよ」と。
「なるほどな地元のオイヤンはいつどこでなにがどんな餌で釣れるかしりつくしてるんやなーこれは勝てんわ」と思ったものでした。

釣りは腕も大切やけど、時期と場所とエサが一番のキモだと思ったものでした。(道具は最後の最後ですよー)
  

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2014年10月21日

☆久々に大きい魚ゲット チヌ紀州釣り


17日の底モノ師さんブログ「底物師の独り言です!」
http://blogs.yahoo.co.jp/hiroomasaki215で北港の紀州釣りが本格シーズン突入
したことを確認し、スイッチONで急遽底物師さんを誘って北港にGO

先日の情報からボイルオンリーで勝負することに
いつもの場所に陣取り開始 まずは朝の乾杯





ダンゴ投入すると今日は穏やかな流れで一安心
ここは流れさえ緩ければナントカ坊主は免れる釣り場だけに
まずは第一関門突破(急に潮が飛んだりえげつない2枚潮になるときがあるので油断できないが)

すぐにエサが取られる。なんだろうとダンゴ割れる瞬間から糸を
張ってるとコツコツと竿先まで当たりで脈釣りで25cmのマルハゲ
これは食べて最高の獲物 続けてもう1枚
このあともアイ30cmクラスとカイズがたくさん釣れる。
底物師さんは早合わせでチヌをかけているが、
私は小さな当たりはハゲ、フグと判断してスルーし
浮きの引き込む当たりまで我慢し小チヌを追加。

この釣り場攻略はあまり底は荒くないが這わせる必要なく、
従来の底から30cmぐらいタナを切り、
今の主流の勺での遠投は必要なく竿1本
ぐらいにポイと投げるだけでOK。
ただ流れがあるので手返しは非常に早くが鉄則。


9時ぐらいから雨が降り出す。底物師さんカッパなしで頑張る。
10時ぐらいにピョコピョコからのグーン引き込みで合わすと
じっとして動かない当たりなんとか引き寄せタモ入れ。
久々の50cm級、そのあとも45cm追加
この時期この場所では珍しい良型チヌ。
雨もさらに激しくなりギブアップ。
総数15枚でした。

仕掛けは竿 古ーいがまかつ0.8号 リール安モン2.5号道糸
ハリス1.2号1.5ヒロ 浮き蛍光玉
  

Posted by ★★★BODYKISS★★★ at 13:29Comments(1)

2014年10月13日

第32回紀北和歌浦紀州釣り大会 トホホのホ

12日台風前日に和歌浦港一帯でチヌ釣り大会があり参加してきました。台風目の前で風、雨、ウネリで釣り場選択に迷う。
底物師さんとお揃いの丸西帽子でマック0集合し、自分配合のヌカを
機械で混ぜる。ここの機械は1人分作るのに早くて最適だ。
いつもと違い賞金かかってるのでイワシ粉やチヌニンニクなど入れ
贅沢ヌカに仕上げる。サシエは生とコーンとフナムシを用意。


暗いうちから受付を済まし悩んだ挙句、旧波止の内側に釣り場選択。
知り合いは新波止の内側のイケス横狙い(どっちかだと思ってたが、
そっちが正解でした)

荒れてるので港内に魚が入ってきてると確信しダンゴ打ち返すが
反応なし、時々ゴンズイが釣れてくる程度で満潮近くになり
ウネリが音を立てて上がってきて気持ち悪い。
ブレイクタイムで底物師さん簡易バーナー持参でカップヌードルを
ご馳走に;;そのうちに焼肉でもはじめるかな。
とうとう波が足元超えそうな勢いになり、外向きの若者も
帰ったので上に上がり外向きで始める。


この堤防は下が所々抜けて水がエライ勢いで通り抜けるので
うずを巻いて流れがアトランダムに変わりやりにくい。
心配していた雨、風はほとんどなく懸命に打ち返す。
ハワセを1~2ヒロをとり仕掛けが浮き上がらないようにしたり
少し底から切ったりしたが当たりなくたまに釣れるのは小型ハナマルのみ。PM1時頃に理想的なスーと浮きが入り合わせると
チヌ独特のグングン首振る引きボラのような暴君でなく
次第に寄ってくる経験上35cmの本命やなと確信したとたん
ガックシの針ハズレ、納竿間近に25cmのハナマルが釣れ
今回もボウズで終了~~

知り合いは新波止内側で本命キープで2、3位に入賞しました
。私の釣り場選択ミスでした。底物師さんすみませんでした。
  

Posted by ★★★BODYKISS★★★ at 13:18Comments(1)