2014年11月23日

☆餌取りのフグを食べたら、どうなるか?

いよいよ寒グレシーズン突入です。
今年も行きたいとこ一杯あってワクワクしますface02。日置のワニ、周参見のカツオ、有田のセミ、萩尾のイナヤ等
目移りします。樫野にも行ってみたいなー

ところで皆さん餌取りの定番フグ釣れたらどうしますか?
ほぼ99%の人は海にお帰り頂いてると思います。
一部のバカは丘に日干しにして殺生します。
私は絶対食べない魚は海に返しています。
命はおもちゃにしてはいけませんよ。
ところがこのフグ、30年で1名だけ持って帰る方がいました。ハリスを歯で噛み切られて糸を結び替えるときに糸についた
フグの粘液さえ口につかないようにせんとアカンのに。
その方は大会社のオーナー社長で少し変わった人です。
あるとき「社長はこんな貧乏臭い釣せんとクルーザーでも買って
トローリングとか大名釣りしたらええのに」って言うと、
「ワシは堤防でウキ付けて1人でボーと小物釣るのが好きなんや」
という人でした。そしてどんな小さな魚も持ち帰り食べるのでした。
ギンタ、ベラ、オセンなどくまなく持ち帰り、後から「ハオコゼ、フライで美味かった」と報告があったのです。
ある日15cmほどのフグを釣った時、持ち帰ろうとするので、
「社長、それはアカンでしょ!死にますよ」と当然忠告すると、
「何言うとんの、こんなうまいもんないで」「エェーface08ik_84「これですまし汁したらええだし出て無茶旨いんやでface02」と平気で宣う。「ホンマに危ないですよik_85
「いや家内が漁師の娘で料理できるから大丈夫icon22
「今まで食べたことあるんですか」「何回もあるで」
「エェーface08「でもな ちょっと口がビリビリしびれてくるんよ」「どひゃーそ、それが毒でしょik_00
「またそれが気持ちええんよface01
やっぱりそれなりの財残す人は人と同じ考え方ではないと納得した一件でした。
皆さんは絶対にマネしないで下さいね(誰もせんと思うけど」
  

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2014年11月19日

☆釣り場でのケンカの原因は?

前にもちょっと危ないケンカトラブルについて触れました。
ホンマ皆楽しく遊びに行ってるのに何でケンカになんのか?
経験上、ほとんどが場所取りに関してが原因だと思います。
せっかく休みに釣にいくのだから、皆1匹でも多く大きの釣りたい
というのが人情です。でも皆がその感情で釣り場に集まるので
色んなトラブルが発生します。人気の堤防などは日曜日とも
なると人で一杯です。私などは平日休み組なのであまりわからないのですが、年に2回の大会は日曜日なので当日は実感します。
堤防からの紀州釣り大会なのですが、家族連れもたくさん来てます。
ダンゴ投入して魚を集めて、これからという時に真横に入って
サビキかごをドボンドボン投げられて、ガックリすることも多々あります。
堤防は自由です。別にフカセや紀州釣りが優先ではありません。
どんな釣りをしても構いませんので絶対に文句は言いません。
特にお子供さんはテンションが上がってるのでボンボン仕掛けを
近くに投げてきます。大概は親御さんが「迷惑になるからやめなさい」
と注意してます。私などは大勢で釣り場に入ることのできない親子連れなどに「ここに入りなーよ」と言ったこともあります。釣り場でバーベキューしたり大音量で音楽かける若者にはちょっと閉口します。
まあ釣りの目的が違うので致し方ありません。
経験上一番もめるのがカゴ釣りの道糸のたるみが自分の釣り座の目の前まで来ることです。堤防には色んな釣り方の人が並びます。
池と違って海は潮の流れがあるので左右に仕掛けが流れます。
結構年配の人に多いのが仕掛けを投入してから、放りっぱなしの人です。浮きも永遠にどこまでも流し、道糸もながしっぱなしの人が一番こまるのです。流していればいつか魚が食らいつくんでは発想の人が結構いるので、道糸が交差してお祭りになってしまうのです。
こういった釣人も昔に比べれば随分減ったようには思いますが;;;
日曜日アングラーはお互いにそんなモンと納得してるのか気にしない方が多いようですが、平日派の私は気になって仕方ありません。

場所取りのきついとこでは前日から荷物やピトンを打ってるとこもあります。確かに基本的には早い者勝ちなのですが、それもどうかと思います。人に言わせば「そんなピトン抜いて海に捨てたらええんや 来たらピトンなんかなかった言えばいいんや」という人もいます。
私もどちらかと言えばそちらの意見です。
何十年か前地磯からカゴでヒラマサがフィーバーした時にはピトンで殺人も起きました。暗黙ルールで場所取りは日が昇ってからにして欲しいものです。

数年前北港公園でこんなことがありました。
その日は平日で空いていて適当な間隔で並んでいました。
お年寄りが私たちから3人ほど向こうの人のすぐ横に入りました。
「あの人なんやろ 知り合いか」と思ってると、どうやらそうでもなさそうで「向こういくらでも空いてるからあっちへ行ってよ」とその人は当然言いました。するとお年寄りは「ワシはここがええんや」と言い、仕掛けを
肩がふれあいそうな所から出すのでした。すぐに2人はケンカになり「どこで竿出そうと勝手やないか お前に指図されることない」「空いてるとこ行って」:::そのうち「表へ出ええ」「勝負したろか」「殴れや」とか大声で怒鳴りあいになって@@@静かな場所だけに一言一句聞こえてくるのでした。60代と70代の大喧嘩で周りの人も呆れて無視してました。
そのうち2人は並んで竿を出してましたが;;周囲の空気は最悪でした。
せっかく遊びに来てるのに朝一テンション下がりました。
こんなこともあるのでお金払ってでも沖磯に渡してもらって釣を
するのが、面白く好きです。それでも色々トラブルめいたこともおきますが、陸でやるよりずっと少ないです。
最近の若者のマナーはホントに良くなってトラブルも少なくなっています。 皆さん所詮遊びだと思って目くじら立てずに釣を楽しみましょう。
  

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2014年11月17日

☆某渡船屋のOOな噂

長いこと磯釣りに行くと釣り名人や船頭の
色んな噂が耳に入ってきます。
釣に全く興味なく磯渡すだけであとは知らんで船頭、
全く喋らん船頭、取り巻きに荷物持たせて偉そうな(*_*)の名人。
まあ色々いますな。

その中でも特異な例を::::
ある南紀のひなびた渡船区がありました。
地磯中心なもので地元のオイヤンがイガミ釣に行くぐらいの
目立たない地区。おとなしいお年寄りの船頭が1軒でした。
ところがある日やる気マンマンの船頭がもう一軒開業。
今までにないやり方で雑誌などにも脚光浴び始めました。
新たなポイントの開拓、1磯1グループ限定、場所取りをなくすため磯は船頭が指定、磯を綺麗に保つために
磯上がり後ホースで洗い流す、などを実行。
その頃南紀で目立ち始めた某名人も記事を雑誌に掲載し
親切で熱心な船頭はメディアにもてはやされ県外客も付き始めました。

ところがそのうち天狗になり始めたのか、某名人(こっちも大概悪名高い)ともケンカ別れ。もう一軒の方の客には船からマイクで「そこはうちが開拓した磯やから、そこで釣りするな」とか「そこはフカセしかやったらダメよカゴはあかんで」とまで口出す始末。ひどいことに地元の人が地磯に降りる道をフェンスで塞ぐ暴挙にまで(他の地区の渡船船頭に聞いた話)
私も何回か行ったことありますが、確かに慇懃無礼(言い方は丁寧で内容は失礼)な感じ。システムを知らずに客が磯に渡ろうとするとマイクで「そこはあなたの磯ではありませんよ、降りてください。00さんどうぞ」とか「上に上がってください、死にたかったら釣してください」とか
カチンとする言い方してました。初めての人や初心者にはやりやすいかもしれませんが;;;でも結局公平な磯決めを船頭がしてるかといえば、
所詮人間ですから、馴染み客を1級磯に渡しています。
ある日いつもの慇懃無礼な態度に怒ったその筋の人たちに
袋叩きにされた(別の渡船屋の話)噂もあります。
そういう経緯もあり最近は随分マシになったみたいです。
今も人気の渡船屋で大勢の人で賑わってますな。
ちなみにもう一軒の渡船屋さんは嫌気さして廃業しました。
この話は自分で見た話でなくある渡船船頭に聞いた話ですのであしからず。
  

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2014年11月15日

☆紀伊有田の磯釣り ガックリ;;;

今週は火曜日に紀州釣りに行ったばかりなのに
金曜日に紀伊有田にグレ釣に、有田と言ってもミカンの有田でなくて、
潮岬のちょっと手前にある
有田です。高速が通行止のため下道を底物師さんの車で夜中をひた走る。10年ほど前からすると吉備からみなべまでの道沿いは大きく変貌。
吉備高速降りたところにあった、大きな釣り餌屋も1軒なくなり、切目あたりの海沿いのドライブインも全てなく、増えたのはコンビニチェーンだけ。高速出来て地方経済は益々悪くなってるのがヒシヒシ伝わってくる。今田辺から周参見にかけて高速道路工事で景気は活況だが、これが済めばまた高速の下は疲弊するのは必至だ。まあ今のうちに土建屋さんだけ稼いどいてくださいな。



釣り人の聖地 潮岬の勇姿


本日は生3kボイル3kに安物集魚材に死にかけウニ4個を細かく砕いて撒餌にする。約3時間で現地到着。先発隊のモビーとゆうぞうさんと合流。若い愛想のいい船頭だ。4人なので大きい磯、地の大島を選択。
各自バラバラに釣り座選択し朝礼後開始。
朝は魚の活性もありコッパが竿をひったくっていく。
地向き先端の底物師さん良型イサギ連発(美味しそう)
その後潮岬向きの私はサンコとババタレの確変モードに。
中には竿が絶たないバケモンにも何回かぶち切られシュン。
青物も見えるのでルアーも投げるが音沙汰なし。
餌取りでサシエ秒殺なので必殺かごフカセ仕掛け投入。
3投目には竿まで持っていくあたり。なんとか引き寄せれば大きなババタレ(どこ投げてもババタレか!)
最後もフカセで竿までひったくられ秒殺!
結果、ちっこいグレ5枚でした。


底物師さんラーメン、熱燗ごちそうさまでした。

またまた画像無断拝借しました。
底物師さんブログは http://blogs.yahoo.co.jp/hiroomasaki215

  

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2014年11月12日

☆今年はちょっと変 ウミガメ 和歌山北港魚釣公園

昨日も懲りずに北港に紀州釣りに行ってきました。
当日は無風で潮もゆるく絶好の感じ。
早速3投げ目に40cmチヌをゲット。
でも何か変居食いのように浮きがほとんど沈まない。
聞き合わせの感じで乗った。
しかも脣の皮1枚に引っ掛ている。
今の時期ここのチヌはオキアミを飲み込みヒッタクル当たりが多いのに。このシーズン和歌山市はタチウオフィーバーで各波止は大賑わい、アジもそこそこ釣れている。なのにここではほとんど釣れていない。
アジなど際にも全く見えないのだ。だから青物も太刀魚もいない。
いつもなら岸壁の際まで来る底引き漁船も来ない。魚が見えないのだ。毎年10~11月はチヌグレアイも盛りでよく食い1年で唯一盛り上がる。今年はアイも少ない。しかもメチャ小型で15cmほどのバリコが湧いて餌取り化。底にはスズメダイも湧いてこの時期でもオキアミはボイルでさえ瞬殺だ。11月にもなれば生オキアミでじっくり狙えるのに何か変だ。小型チヌも集まればガンガン入れ食いになるはずが単発だ。
グレも小さい。どうして?客が激減でエサを撒いてないのが原因か?
でも初めてレアなものを見ました1m程のウミガメが海面までボコッと
浮き上がってきました。何十年釣りしてますが、初めての光景にビックリしました。

その後もポツポツと忘れた頃に小型チヌが釣れるだけ。
2本バリに2匹釣れることも珍しくなかったのに::::
浮きにチョボチョボ当たりでエサがない、おそらくスズメダイだと思う。
水温がまだ22度あるのが原因とも思われないし とにかくこの秋北港は一瞬だけ釣れて終わりそうだ。
金曜日に今シーズン初めてのグレ釣り紀伊有田に期待します。
  

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2014年11月09日

☆海は大きなゴミ箱や よー言うたな このクソ船頭

これも昔昔のお話です。
勤め先で釣り大会が年に2回もある景気のいい時のこと。
テナントと事務所のメンバーで印南の船でイサギ釣りに。
総勢30人ほどで沖に出て天秤サビキ3本針で手釣り仕掛けでした。
100号の鉄仮面にアミエビを詰めて下におろし
船頭の言う棚で鉄仮面を振って撒餌をし後は待つだけの
簡単な釣り、イサギがかかると指先にブルブルと来て
あとは手を探って引っ張り上げてくる作業。
醍醐味もクソもない単純な釣りでした。
イサギを食べる楽しみがあればこその釣り。
あるとき釣行ご帰港の際、船頭がマキエの入ってたコメ袋や
客の出したあらゆるゴミ一式を海に巻きだした。
唖然として見てると、こう言い放った「海は大きなゴミ箱や はははー」
ななんと海で食わしてもらってるはずの船頭の信じられない言葉!
客がタバコの吸殻ほかすのは目をつぶろう、いらん仕掛けを捨てるのも
許そう。そんな大きなゴミを大量に海に捨てるとは何事じゃ!
「海を汚すな」「ゴミを捨てるな」とか港にペンキで壁に書いたのは誰や。少なくとも漁業関係者やろが。ほんまエコには程遠いバカ船頭でした。
あるときなど海は大時化でみんな船止めの時大会が当たった。
私はこんな時は当然中止かと思ったのですが、
「いけら 出すよ」の船頭の一言で出港。
私はこんな時沖に出ても速攻全員船酔いでえらいことになるでと
予想したのですが、海のこと知らない若い人たちは「ヤッター」
と大喜び、港内では船も揺れるはずもなく出港。
防波堤出た途端、上下左右に大揺れで波下にくれば目線より上に
水があるほど揺れる。ほかには1艘もなくひたすら沖に進む。
そのうちほとんどが船酔いになる。恐怖で泣き出す女性も続出。
私はやっぱりなと思いながら船頭はどうするか様子を見てると
「ポイントについたで」と平然と言う。2,3人が糸を垂れるが揺れて
釣にならない。ほとんどが真っ青と泣き顔でじっとしてる。
私は我慢ならず「えーかげんにせいよ 帰ろうや」と進言し
帰港することに。釣った時間ほぼ10分でした。
なんでこんなに無謀なことするんやと憤りを感じたものでした。
しかしあとで原因がわかり、より一層憤ったのでした。
港に帰ろうと決断したのは客の方で船頭は釣りができたのにと判断、
その結果釣り時間10分でも正規の料金を支払ったのでした。
私個人的な釣りであれば絶対行かないし支払わない料金を
30人分普通に支払ったのでした。
もう流石にこんないやらしく自分勝手な船には行かなくなりました。
  

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2014年11月03日

☆一番のヘンコ船頭が一度だけニャッとした

その日は晩秋の釣りシーズンでした。
一人で阿尾のTちゃん渡船でグレ狙いで出かけ、
いつものように無言で磯につけるオイヤン
「ここへ降りな」とマイクで言うとさっさと港に船は帰りました。
ここは黒バエだとわかってたので、沖向きに竿を出し
そういや ちょっと前に日刊スポーツ銀鱗杯に参加したとき
ここへ乗ったこと思い起こしていました。

友人に誘われ、普段はその手の大会や選手権はイヤで参加したこと
なかったのですが、これは1匹長寸のゆるーい大会だったので参加したのでした。100人程来てて私は黒ハエに8人といっしょでした。
ちゃんとした大会では釣り座は抽選し時間で交代するのですが、
さすがゆるーい大会、釣り座は早いもん勝ちでした。
その時は坊主で昼からM名人の公開講座があり
50人ほどが皆が観れる地磯に集まりました。
そこでM名人、3投目にアイ、続けてグレを釣り上げました。
さすがその当時一番有名な名人でMうきを出し(名前入り浮きでは先駆者)本も数多く出してました。
何年か後にはみなべ磯でもいっしょさせてもらいましたが、
謙虚で物静かな方でした(どっかの誰かと違い子分や取り巻きはつれてませんでした)
でも最近あの一世風靡した脚長カン付き浮きは見ませんね。
話は戻りその日もいつものように坊主で5時まで粘ってました。
道具も片付け帰りしたく万全で船を待ちます。
そうしてないとオイヤンに「お前何してら さっさとかたづけんかー」
と怒られますface09。晩秋なのですでに薄暗くなってました。
その時はたまたま周りの二のハエ、一のハエなどに客もなく
私客はたった一人に気づきましたface08。ちょっとイヤーな予感がして、もう完全に日が落ちました。
もちろん携帯電話などないし、懐中電灯もない
ここの沖磯は人家から全く見えない場所face07face04完全に暗くなり「もう完全にオイヤン忘れてるわ どないしょik_84ik_85 船通ったら叫ぶしかない」と覚悟し、てっぺんに上り船を探すがこんな時に
限り通らない。「もうここで一晩過ごすしかない」と腹をくくった時。
小浦崎を回ってくるサーチライトが見え、心で「ヤッター オイヤンであってくれと思い」 待ってると近づき「ニイヤン 悪いー遅なったよー」ik_81
船に乗り込み「オイヤン 忘れてたやろー」
するとオイヤン振り返り無言で歯を見せニャッとしたのでした。
  

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2014年11月02日

☆今まで一番ヘンコな船頭は誰?

ワテの永年の釣り歴でいちばんのヘンコだった船頭は誰か?
それは:::ダントツに  
先代Tちゃん渡船のオイヤンです!

阿尾は国道からかなり入ってて結構穴場だったのです。
ネットのなかった時代は雑誌に取り上げられない限り
クチコミだけが情報源だったんですが、
船頭が愛想いいとか親切だとかの情報は皆無。
以前にも書いたんですがチヌ狙いの長竿での紀州釣りで
Tちゃん渡船に通うようになりました。
ここのおばちゃんは屋号になってて名物おばちゃんでした。
愛想はいいし褒め上手「あー名人いらっしゃい きょうもたかはっさん
やったらでっかいの釣るで 写真用意しとくから頑張ってよ」
いつ行っても元気で愛想よく帰りにはみかんやら干物やら
お土産にもらいました。
このおばちゃんと対照的だったのが船頭。
ほとんどしゃべらないし、わらいません。
ある朝、奥からムスーと出てきて腕にゴムバンドして
血管注射をブチュー。「あー生き返った」
おいおいちょっと危ない人ちゃうの。
「コレ打たんと目が見えへん」
糖尿のインシュリンでした。
「おいやん どこの磯が釣れるん?」
「どこでもいっしょ」
磯に上がって
「おいやん どこがポイント?」
「どこでやってもいっしょ あっちこっちでやんなー」
「おいやん タナは エサは?」
「いちいちうるさい 何でもやってみー」
全くとりつくしまのないオイヤン。
結局10年通っても名前も覚えず、態度も変わらんかったなあ。
港に帰ると一言「照、おかいくれ」
と言って冷たい茶粥をすすって寝るのでした。
その時代は各渡船屋さん船頭は初代で戦前生まれの
頑固な漁師上がりの人ばかりで、大体こういう感じの人ばかりでしたな。今はネットの影響ですぐに評判が立つので結構サービスも
愛想もよくみんな親切になりました。(一部例外ありますが)
オイヤンもおばちゃんもご存命なのかなー
確か婿さんが継いでるみたいですな。
  

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2014年10月31日

☆磯釣り 背筋が凍りついた事件

長いこと釣りしてると色んなことに
出くわします。たくさん釣ったり大きな奴を釣ったことは
案外あんまり覚えてないものです。

これも25年程前の話です。みなべ磯に通い始めた頃。
K渡船が代替わりをし、新船頭になったばかりの頃
その頃は朝一番から人も大勢詰めかけていました。
まだ、はっきり磯割もしていなかった感じで暗いうちから
もう一件の渡船屋と競争で磯渡しをしていました。
その日も満員の客を乗せ出港、全速で沖磯を目指していました。
中之島まで大体10分ぐらいで到着するのですが、
20分経っても着きません。そのうち船内はざわつきだし
「おい どうなってるんや なんでや」と騒ぎだしました。
そのうちポーターと船頭の親父がサーチライトで海面を
照らし出しました。「うーーん これは まさか;;;」
そうです、想像の通り、暗くて磯を見失ってしまったのです。
それに気づいた客たちは大騒ぎ「おまえ 殺す気か どアホ」
「この下手くそ 二度とこんな船に乗るか!」
と怒号が飛び交いだしました。私もその時は「そんなボロクソ言わんでも、見失うこともあるわな」
とちょっと思いましたが、;;;;;

いやいやよく考えてみたら客の言うとおりやないか。
その中之島の脇を全速で通り過ぎたんです。
中之島といっても島というより大きな岩礁です。
水面から30cmほどの高さで広さはテニスコート半分ほど。
だから暗いと見えにくいし危なく通り過ぎてしまう可能性もあるのです。
しかし全速でそんなとこに激突したら死人が何人でても不思議じゃなかったんです。face07ik_84多分全速ならほとんど死んでたと思います。結局ぐるぐる探し回って何事もなかったかのように皆さん渡礁したんですが;;;

これはあとから考えると背筋が凍りつきました。
単なるラッキーで命拾いしました。
その後その船の常連さんたちは消えました。
今はそんなこともなくベテランとなって安心安全運行
していますので、ご安心を。

  

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2014年10月29日

☆磯釣り 今まで一番恐ろしかったこと

釣り歴35年の印象深いシリーズ第5弾!
この長い釣り歴ですが、大きな事故も怪我も
なくラッキーでしたが。
一度だけ磯から流される危険な目にあったことが
あります。
20年程前メンバー2人とみなべ磯の行った時の話。
ここは皆さんご存知の通り低い磯のオンパレード。
しかも1級磯は全て小さくて低い。
この日は人が多くて乗る磯が取り合いになり、
船頭が「高橋さん、ここへ乗っといて 乗るとこ
なくなるからなー 潮はもう引くよ ちょっと辛抱しといて

と言われ、フタゴ磯に渡礁。
広さは畳6条ほどで膝あたりまで水が来ていたが、
潮時表にも、この時間から引きになっていたので
竿道具は出さずにただ待つことにした。
しかし潮は引くどころか、まだ満ちてくる
太ももに当たり出す。今なら携帯で船頭に迎え頼んだらいいのだが
、ただ待つのみ。
そのうち又まできだす。
流石に怖くなり3人で輪になり肩を組んで
波が来るたびに足腰に力を込めて踏ん張るようになる。
当然竿、道具は流され目津崎方面に流れていく
どこに流れ着くだけは貧乏人だけにしっかり確認。
沖行く船に合図を送ろうにもこんなときに限って通らない。
そのうち1人が波に押し出され海に落ちそうになり
2人でなんとか引っ張り上げセーフ
最初は冗談も言い合っていたが何も話さず皆シーンに。
もう腰まで波が来てダメかと思い出す。ここはウマと呼ばれる腰の高さまである鉄の机を
渡船屋が貸してくれる。それにしがみつきなんとか
前後左右からの波をやり過ごし2時間程すぎる。
もう我慢できず3人ともウマの上に乗り込み
それ以上の波がきたら諦める覚悟を決める。
ベストを着ているので地方に流されたらなんとか
なりそうだが、沖に行けば多分一巻の終わり。
もうダメかと思われたその時、遠くから船が来た!
(((o(*゚▽゚*)o)))喜びなんとか船に乗り込み
事なきを得たのである。

そのときの船頭の一言が今でも忘れない
「潮引かんかったなあー なんでやろ」
しばき倒したい衝動に駆られたのは言うまでもない。

そのあと餌代パー渡船代(何故か取られた)パーで
地磯まで歩いてなんとか無事だった道具一式
拾い集めトットと帰りましたとさ。
ホンマ皆さん自然は怖いもので人間が作った
潮時表とおりに行かない時あること
キモに命じましょう
  

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